ムシュー猫屋敷

観劇や旅行の記録

宙組バウ公演 夢千鳥感想

宝塚宙組夢千鳥感想

以下個人の感想で、脚本についてマイナスのことを書いています。

マイナスなことを見たくない方は自衛してください。

 

好きな点

絵が綺麗な点が良かった。

座布団から赤い羽が四散している場面など、引きで見て綺麗だなと思う瞬間が多々あった。

あと、キャラクターが各演者に合っていた。

 

好きでない点

脚本は現在と過去を分けた意図が分からなかった。

主軸は愛とは何かで、それを伝えるのに現在と過去を分ける必要はなかったように感じた。

分けることでどのような効果をもたらしているのかが私には分からなかった。

2つの物語が存在することで深みを出したかったのかもしれない。けど逆にごちゃごちゃしていて分かりにくかった。

伝えたい主軸が明確にある場合、それを観客にはっきり伝えるには物語はシンプルじゃないと伝わりにくいと感じる。バウホールだとリピートも難しいし。

現在と過去の二役やると知った時は、映画監督が映画の中の夢二と自分を重ねて過去と現実が混同していく、のようなストーリーなのかなと思ったけど、全く相互作用しなかった

主軸を出したいのであれば、夢二の生涯をもっと掘り下げた方が分かりやすかった

色々やりたいことがあるのは分かったけど、詰め込みすぎない方が観客には主軸が伝わりやすいと感じた。